セミナーDJとして、クリエイティブディレクターとして
――本間さんのやられている「セミナーDJ」について教えてください。
音の演出で、セミナー会場の熱狂をさらに盛り立てる仕事です。音響演出はもともと趣味で行っていたのですが、大森さんに誘われて彼のセミナーで音づくりを担当してからは、大規模セミナーやイベントに必須のバンドメンバーのような立場です。
大森さんのセミナーは非常にエキサイティングで、ビジネスセミナーでありながら高いエンターテインメント性を有しています。彼のセミナーは、ほぼ生モノ。どのような音を流せば感情を揺さぶることができるのかを、現場で考えながら仕事をしています。
セミナーDJは、世界中を探してもそうそういないでしょう。私の知る限りでも、私を含めて2人しかいません。もう一人は、アンソニー・ロビンズのセミナーDJです。私は彼からセミナーDJのスタイルを教わりました。
このような自己紹介をすると音楽の世界で食べてきた人のような印象を持たれるかもしれませんが、本業はクリエイティブディレクターで、アパレル関連の会社を20年にわたり経営しています。
これまで、服飾デザインだけでなく、サイトや広告のデザインを考えるなど、様々なブランドのアートディレクションを統括してきました。そのためWCPでも、会社の全体的なブランディングを担当しています。「どんなサイトが、ロゴが、見せ方が効果的なのか? 」、これはモノをどう売るかということにまっすぐつながります。そのため、いまは広報の仕事も兼務しています。
――ご自身の会社とWCP、両方に携わる理由を教えてください。
自分の会社だけをやっていると、見えないことがたくさんあります。逆に、どちらの経営にも携わることで、お互いの未来がいい感じで見えてくるというか。
ファッションならブランディングが先に立ちますが、セミナーは中身を作るのが先で、WCPは今やっとブランディングを行う段階になってきたと感じています。一方で、アパレルでは気づきもしなかったことを、WCPでは深く考えている。そこが刺激になります。
「全然違う業界なのに、どうして両方に関わっているの?」とよく聞かれますが、私としては全然違うからこそ意味があると思っています。WCPの他のメンバーも、私が全く違う分野の人間であることに価値を見出し、意見に耳を傾けてくれていると感じています。
〝鬼のギバー集団″が作る「誰もがリーダー」の世界
――本間さんから見て、WCPはどのような会社ですか。
メンバーは、困ったことがあればわがことのように助け合う「鬼のギバー集団」です。個々のキャラクターやパーソナリティーは驚くほどバラバラなのですが、惜しみなく他人に与える「Giver」を、社員みんなが体現していると感じます。
例えば、誰かが現場に行けなくなったとき、アメーバのようにフォーメーションを即座に替えて、メンバー同志で機能を補完し合う。そういう姿を見ると、普段どういう心がけで働いているかがわかります。
そんなWCPが掲げているのが「OUTSTANDINGが当たり前の世界」。これは「どうせやるなら、大きいことをしましょう」という意味です。誰もやっていないことをしよう、そして、誰もがリーダーになろうというメッセージが込められています。
セミナーではビジネスでの成功だけではなく、「どう生きるか」という深いところにまで関わる話が講じられます。そして「どうせ生きるのなら、もっとたくさんの人に貢献しよう」という結論へと繋がっていきます。その目的が、そのまま会社の理念になり、理念に向けてメンバー全員が突き進んでいるところに面白さを感じています。
次世代のため、まずは自分が世界へ飛び出していく
――ご自身とWCPのこれからについて教えてください。
WCPをきっかけにして、世界規模でビジネスを成功させる人たちが増えたらいいなと思っています。少子高齢化もあり、日本国内だけで商売をするのはもう難しくなっています。若い世代が第一線で働く時代になれば、さらに困難を伴うようになるでしょう。外貨を得るためには、世界に出ていかなければなりません。それにはまず、私たち自身が世界に出ていくことが必要です。
実は現在、ニューヨークに留学しています。ファッションと英語の勉強をするためです。「44歳おっさん留学」なんて言っていますが(笑)、やはり得るものは多い。アメリカでは、メーカーなどがサイトを通じて直接消費者に商品を販売するDtoCビジネスの成長が著しい。なぜそうなのか、日本でDtoCを盛り上げていくためには何が大事なのかを学んでいます。これはWCPの仕事とは全く関係ないのですが、興味のあることに突き進んでいけば、やがて様々なビジネスがつながると考えています。
今後は、テクノロジーの開発・進化によって、数年間という単位で世界のルールは大きく変わっていくでしょう。そのような時代において、WCPは今の教育ビジネスを軸に、世界から日本、日本から世界への発信を相互に行い、活動を拡大させていっているはずです。いずれにしろ、WCPのこれからは未知数です。
――最後に、入社を希望される方へメッセージをお願いします。
人と深く心から関わり合いたい人、自分の可能性に期待している人、誰かを助けることに喜びを見出している人、生きることと働くことがイコールの人、たちへ。
専門的なスキルがあるのは嬉しいですが、何より「人のために何かしたい」という人に、ふさわしい会社です。